2009年11月10日
アルコール
古くから酒類はコミュニケーションの道具として用いられてきた。軽度の飲酒は気分を楽しくし人間関係を円滑にする潤滑剤の役目を担ってきたと言ってもよい。
しかし、度を過ぎて飲酒すると眩暈・吐き気といった不快な症状を招き、また判断力を失った酔漢の常軌を逸した行動は、しばしば周囲の人間に不快感を催させ、しかも当人が常識の埒外にあるため、余計に事態を悪化させる場合がある。また、急激・大量の飲酒(いわゆるイッキ飲み)は、急性アルコール中毒の原因となり、それにより死を招くことも珍しくない。
特に日本人は遺伝的に下戸(アルコールの解毒能力が弱く、急性アルコール中毒に陥り易い人)が多く、約45%程の人がいわゆる下戸、約5%の人は体質的に一切アルコール類を受け付けないと言われている。これらの人にまでアルコール飲料の飲用を無理強いする事は「殺人行為」に等しく、アルコールハラスメントに関する最も深刻な問題として認識されている。
この問題は特に、1980年代以降に急性アルコール中毒で死亡する20代の若者が続出した事から注目されるようになった。なおアルコールハラスメントという語は、「セクシャルハラスメント」が日本で一般的に用いられるようになって以降、1990年代から用いられるようになった造語・和製英語である。特に1980年代から1990年代にかけて大学生などのイッキ飲みが急性アルコール中毒死の原因として注目され、社会問題として取り沙汰されるようになると、死亡した大学生の遺族らによる呼び掛けによって、社会運動のキーワードとしてこの語は広まっている。(→後述参照)
中には被害を公表せず、『隠れた死』のような扱いを受けた遺族も居るのだという。無理強いした側およびその関係者が、公的に訴えられる事を恐れて内々に示談金で済ませ、コンパなどの飲み会があったという事実、ひいては無理強いした・その結果として死亡したという事実を隠蔽したとされる事例も報じられており、同種事件の深刻さが窺われる。
アルコールハラスメントの社会的背景
古くより様々な文芸作品や商業娯楽において、飲酒は楽しい物というイメージが繰り返し吹聴され、飲酒を拒む事は禁欲的であるとか、厭世的であるとすら言われ、勧められた杯を返す事は、敵対的な行為とすら考えられてきた。実際、歴史上においても、敵意の表明として、杯を叩き返した事例は多い。
慣用句で「杯を返す」というと、関係を絶つという意味を持つ。ただしこれはやくざ社会において、組織同士・もしくは上下関係を持つ儀式で、杯を与えて酒を飲むという様式に由来するもので、一般社会ではやくざ社会ほどに「杯を返す」行為に深い意味がない場合が多い。一般に相互に酒を注ぎ、飲み干し合う返杯とは意味が異なる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
アルコールハラスメントなんて言葉があること知りませんでした。
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